前回は、足のむくみの3つの原因について解説しました。
今回は、足のむくみを解消する食べ物と注意点について解説していきます。
規則正しい生活もとても大事なことではありますが、それと並行して、身体にあった食べ物を積極的に食べ、合わないものは控えることも大事です。
まだ、原因についての記事を読んでいない場合は、足のむくみ3つの原因とは?をお読みください。
注)薬膳の考え方をお伝えしていることであり、医療行為・治療行為ではございません。その旨、ご了承ください。
1.食後のねむけ・お腹を壊しやすいタイプ
このタイプの方は、脾臓が弱っていますので、脾臓を元気にする食べ物をとるといいですよ。
※甘いもの、お酒、冷たいものは脾臓を弱らせてしまいます。控えめにしましょう。
おすすめの食べもの
- キャベツ
- トウモロコシ
- かぼちゃ
- ソラマメ
- なつめ
- イモ類
- 豆類
- きのこ類
これらの食材は、胃腸の働きを高めてくれます。
上記の食べ物にプラスして下記の水分代謝をよくする食べ物も入れましょう。
- 小豆
- アスパラガス
- 緑豆(春雨、もやし)
- きゅうり
- 冬瓜
- すいか
- あさり
- 昆布
- ハトムギ
- 花椒(かしょう)中華料理で使われる辛味の粒。
食べ方のポイントとしては、少し辛味の食材を足してあげるとお腹が動いてくれます。
献立例:きのことキャベツの花椒炒め
2.足腰の冷え・だるさもあるタイプ
身体を休めて、下半身を温める食べ物を食べるようにしてください。
おすすめ食べ物
- 長芋(山芋)
- 黒豆
- 黒ゴマ
- エビ
- ニラ
- ブロッコリー
- くるみ
- 羊肉
上記の食べ物にプラスしてタイプ1と同じ水分代謝をよくする食べ物も入れましょう。
献立例:海老とアスパラのカレー粉炒め
3.イライラ・忙しいタイプ
辛い食べ物を控え、めぐりを整える食べ物がおすすめです。
おすすめの食べ物
- セロリ
- 春菊
- 大根
- ピーマン
- パプリカ
- ジャスミンティー
- ローズティー
上記の食べ物にプラスしてタイプ1と同じ水分代謝をよくする食べ物も入れましょう。
献立例:大根としそと春菊のサラダ
エッセンシャルオイルの活用
香りは0.2秒で脳に到達すると言われています。
エッセンシャルオイルには、中国の医学をもとにした薬膳と同じように古い歴史があり、植物から抽出したオイルには様々な作用があります。
元は同じ植物ですので、スパイスやハーブなど作用する内容は同じです。
食材よりも保存性が高いので、ぜひエッセンシャルオイルもとりいれてみてください。
(※お安いオイルは合成香料ですので、お気をつけください。摂取もできる安全性の高いオイルを推奨します)
1.食後のねむけ・お腹を壊しやすいタイプには
消化ブレンド・ゼンジェスト、ジンジャー
2.足腰の冷え・だるさもあるタイプには
シナモン、クローブ、フェンネル、ジンジャー
3.イライラ・忙しいタイプには
グレープフルーツ、レモン、ライム、オレンジ、ターメリック、バジル、ペパーミント
エッセンシャルオイル家庭医学辞典/NH&S によりますと、むくみには下記のオイルが良いとのことです。
- ウィンターグリーン
- オレンジ
- カルダモン
- クラリセージ
- グリーンマンダリン
- グレープフルーツ
- サイプレス
- シダーウッド
- ジュニパーベリー
- ジンジャー
- ゼラニウム
- セロリシード
- タンジェリン
- パチョリ
- ヒノキ
- ピンクペッパー
- フェンネル
- ヘリクリサム
ぜひ、参考にしてみてください。
終わりに
今回は、タイプ別にむくみを解消する食べ物をお伝えしました。
タイプ別おすすめ食べ物まとめ
食後のねむけ・お腹を壊しやすいタイプ | キャベツ、トウモロコシ、かぼちゃ、ソラマメ、イモ類、豆類など |
---|---|
足腰の冷え・だるさもあるタイプ | 長芋(山芋)、黒豆、黒ゴマ、エビ、ニラ、ブロッコリーなど |
イライラ・忙しいタイプ | セロリ、春菊、大根、ピーマン、ジャスミンティー、ローズティーなど |
水分代謝をよくする食べ物(全タイプ共通) | 小豆、アスパラガス、緑豆、きゅうり、冬瓜、すいか、あさり、昆布、ハトムギなど |
食材や薬膳茶はできるだけ無農薬のものを探してくださいね!
食べ物で内臓機能を高め、睡眠や、足湯、ストレッチなども取り入れると、早めに足のむくみを解消できるはずです。
これだけ食べていればいいということではなく、バランスが最も大事ですのでお忘れなく。
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