ひどい肩こりで悩んでいる方って、とても多いですね。
私も相当ひどい肩こりで長年悩んできた一人です。
厚生労働省の国民生活基礎調査によりますと、男女ともにお悩みランクの1位と2位に毎年入っています。
この記事では、肩こりがひどくお悩みの方に、中国の医学で教える肩こりの5大原因について解説をしています。
運動不足やデスクワークによる肩こりもありますが、隠れた原因がないかぜひチェックしてみてください。
マッサージや運動していても肩こりが解決しないならば、原因が見つかるかもしれませんよ!
目次
これが中国の医学で考える肩こりの5つの原因!
中国の医学では、空気が病の原因にもなると考えています。
どのような空気かといいますと、風・寒・暑・湿・燥・熱というふうに分類しています。
これらの空気が体内に入り込んで悪さをするので、邪気って言うんですね。
風寒(ふうしつ)の邪気によるもの
わかりやすいものでは、冷たい風にあたったときです。
急に風邪を引くことはありませんか?
これは風寒の邪気と言って、寒いところにいたり、薄着していたりすると入ってきます。
首元のあいている服をよく着ている方は、血行不良となり慢性化します。
直接肩や首から邪気が侵入し、気血の流れをふさぎ込んでしまうのです。
それが固くなりやすいんですね。
背中がゾクゾクしているような状態が続くのもよくありません。
また、雨に濡れたあとや汗をかいた状態でエアコンにあたることも原因になることがあります。
寒湿(かんしつ)の邪気によるもの
日常的に湿気の多い場所にいる方や、雨に濡れたり、長時間冷房にあたっていた方が該当します。
日本は島国で湿度が高いため、寒湿の邪気に襲われやすいんですね。
また、生ものや冷たいものを多く食べていた場合も原因となります。
寒湿の邪気が頭部や肩周辺に直接侵入することや、生ものや冷たいもののとりすぎで脾胃が弱り湿気が身体の経絡に停滞してしまいます。
そうすると、肩周辺の気血の運行を阻害してしまうため、痛みが起こります。
特に女性は、寒湿の邪気が子宮に行くと生理痛がひどくなることもあります。
胃腸が弱い方、寒がりな方、四肢が冷える方は日頃の食事で改善していきましょう。
次は体内バランスについて見ていきましょう。
気血のめぐりが悪い状態
長時間同じ姿勢や運動不足が考えられます。その他にも頭の使いすぎやイライラしやすいことにより、めぐりが悪くなります。
子供の頃から慢性的な肩こりがある方もいますね。
その他、過去に怪我や手術をした方、事故にあった方も血行不良になりやすく、しかも治しにくいのが特徴です。
気が滞ると血液がうまく流れず、身体の上の方だけつまった状態になります。
その状態は体の上部に余計な熱を生み出すので、しっかりめぐらせることが大切です。
血液が不足している状態
デスクワークでよく目を使う方は、ドライアイや眼精疲労になりますよね。
目の使いすぎは血液が不足します。
目の充血やめまい、動悸などにも繋がりますのでしっかり血液を補いましょう。
肝臓のバランスが悪い状態
気血のめぐりが悪い状態がさらに進行した状態です。
イライラが激しく、顔や目が赤く、何事も思うようにいかず怒りっぽい…
スケージュールを詰め込みすぎていませんか?
時間に余裕を持つことで解決することもあります。
休むと楽になったり、疲労感や倦怠感がある場合は、気が足りていません。
実はこれ、気づきにくいんです。
このタイプは気力で頑張れてしまうので、気が足りないことすら気づきません。
私もこのタイプなのですが、気づいたときには気血がどちらも足りない状態になっていました。
突然倒れないように、日頃からご自身を癒やすことを忘れずに!
おわりに
いかがでしたか?
空気によって肩がこる場合には、肩こりのグッズを買うよりも、まず服装のチェックや食べ物を気をつけていただきたいと思います。
食事や生活養生は余計なお金もかからず、根本的なところを整えていくので知っているだけで経済的なんです。
ぜひ、ご自身の体質を知って適切な食養生に取り組んでくださいね。
次の記事では具体的な肩こりのタイプ別症状と対処法について解説をしていきます。
↓↓↓
ご自身の体質に合う食べ物を、基礎からしっかりと学びたいあなたへ、薬膳とアロマを学べる講座を開催しています。
詳しくは下記のバナーをクリックして詳細をご覧ください。
↓↓↓
コメント
COMMENT