免疫力を高めるレシピシリーズ、今回は4回目です。
今回ご紹介するレシピは、「干し海老と手羽先のお粥」です。
腰回りが冷えて元気がない方におすすめ!
まずは食材の効能と調理のコツを解説している動画をどうぞ!
目次
おかゆレシピ
材料
米 150g
油 小さじ1
塩 小さじ1
水 1500cc
干し海老 20g
手羽先 5本
作り方
1)米に油と塩をまぶしておく
2)大きめの鍋に手羽先、干し海老、水をいれる
3)強火で加熱し沸騰直前に灰汁を引く
4)蓋をして弱火で45分煮る
5)手羽先を取り出して、骨を抜き、身をほぐす
黒きくらげとニラの佃煮(トッピング用)
材料
黒きくらげ(乾燥) 5g
ニラ 1わ
醤油 大さじ2
酒 大さじ1
ごま油 小さじ2
ラー油 小さじ1
砂糖 小さじ2
酢 大さじ1
作り方
1)黒きくらげは水で戻して、千切りにする
2)ニラは1cm幅で切る
3)フライパンにごま油とラー油を入れて加熱し、ニラと黒きくらげをさっと炒める
4)醤油、酒、砂糖、酢を入れて一煮立ちさせたら完成
5)お粥と一緒に食べる
白米、鶏肉、黒きくらげ、ニラの効能
白米(うるちまい)
白米は脾臓と胃に良いとされる食材です。
お腹を元気にし、整えます。
口の乾き、吐き下しに適応します。
鶏肉
鶏にも種類がありますが、ニワトリのお肉のことをいいます。念の為。
鶏肉は脾臓と胃に良い食材とされています。
お腹を温め、気力を補います。精力を高めたい時に。
体力の低下を感じるときや、食欲不振、冷えによるゲップ、しゃっくり、嘔吐のときに摂りたい食材です。
体力をつけたい時は、骨のついているものを使うといいですよ。
なつめと一緒に煮るのもおすすめです。
黒きくらげ
中国料理の食材としてよく使用される黒きくらげ。
一般的にきくらげといえば、黒きくらげのことを指します。
白きくらげとは役割が違いますので、間違えないようにしましょう。
黒きくらげは、食物繊維が豊富とのことで、便秘によい食材というのは聞いたことがあるかと思います。
血液に関係することなら黒きくらげはとても優秀です。
胃、大腸、肝臓、腎臓に良い食材とされています。
痔、下痢、貧血、涙目、不正出血、下血にもいいのですが、精力をつけて身体の大事な潤いアップにも役立ちます。
黒きくらげは、毒性があるので生では食べられません。
必ず下茹でしてから調理してください。
ニラ
スタミナをつけてくれる野菜として、有名なニラ。
腰回りをあたため、解毒や血流をアップする食材で、肝臓、胃、腎臓に良いとされています。
冷え、吐血、鼻血、血尿に。
また、血栓予防や狭心症予防におすすめです。
パワーの強い食材ですので、暑がりな体質の方にはあまり向いていません。
参考元:現代の食卓に活かす「食物性味表」
注)薬膳の考え方をお伝えしていることであり、医療行為・治療行為ではございません。その旨、ご了承ください。
腰回りの冷えとは
女性に多い腰回りの冷え、それはすなわち子宮の冷えに繋がります。
生理痛やPMS、不妊症の原因になってしまいます。
おしゃれのために薄着をすると、悪化することがあるので夏でも油断は禁物です。
女性は元々男性より活動量が少なく、生まれ持って陰の性質(冷やす性質)があります。
要するに冷えやすいのです。
更年期以降は、潤いが足りなくなりほてりやのぼせが出てくることもあるのですが、そんな時に暑さをおさえるために冷たいものを取ると、余計に悪化してしまいます。
胸から上だけ熱く、下半身が冷えるという状態になってしまうのです。
その進行を防ぐためには、臓器のバランスを整えるのが一番です。
辛い食材で身体を暖めるのではなく、腰から下を効果的に温める今回のお料理、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
お粥と効くとなんだか物足らないような気がしますが、このレシピはトッピングにもこだわり、美味しく食べられうよう配慮されています。
お腹が弱っているときにはぜひ、やわらかくして消化しやすい状態で食べてみてくださいね。
こちらのお粥の他にも、普段使用している食材を少し変えるだけで、薬膳を簡単に食生活に取り入れることができます。
免疫力を高めるレシピを別の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひあなたが気になるレシピをチェックしてみてくださいね!
シノダ美食薬膳カレッジでは、体調に合わせたレシピの作り方、身体の仕組み、エッセンシャルオイルをお料理や生活に活用する方法などをお伝えしております。
ぜひ、一度学びにいらしてくださいね。
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