低血圧による自覚症状としては、立ちくらみ、めまい、頭痛、全身の倦怠感、身体の怠さ、息切れ、疲れやすい、朝が起きれない、不眠など様々あります。
低血圧は、食事や睡眠が規則正しくない状態ですと、なかなか改善しにくいものなんですね。
今回は、低血圧の原因について、中国の医学の考え方を解説していきます。
なぜ低血圧になってしまうの?
女性に多いと言われる低血圧。
女性は体質的に冷えやすい方が多く、月経もあるため、血液が不足することで低血圧になりやすいと中国の医学では考えられています。
あなたが低血圧でつらい思いをしているのであれば、どこか臓器のバランスが崩れているかもしれません。
これから大きく3つのタイプにわけてお伝えしますので、どれに該当するかチェックしてみましょう。
1.気血が足りないタイプ
女性に多い、冷えやすく体力がないタイプです。婦人科系のトラブルもありますね。
このタイプの方は、血液を送り出す力が弱っていたり、消化力が低下したりするなど、血液が減ってしまう要因があり、低血圧になってしまいます。
貧血、ストレス、不眠、疲れやすい、髪や肌の艶がなく乾燥しやすいといったことが思い当たる方は注意が必要です。
精のつく食事で元気をつけて身体を温め、血液をしっかり補っていきましょう!
2.脾臓と腎臓が弱っているタイプ
このタイプは、脾臓と腎臓が弱っているため、元気の源を作れなくなってしまっています。
また、脾臓と腎臓は水分代謝を行っている臓器なのですが、この臓器が弱ることで、水分代謝がうまく行かなくなり、血流も悪くなってしまっています。
それによって低血圧にになりやすい状態なんです。
冷えがひどく、下痢しやすい、むくみやすい、足腰やお腹が冷たい方は脾臓と腎臓を元気にして水分の代謝を促していきましょう。
座りっぱなしの生活では、改善しにくいのでストレッチなどしてみてくださいね。
3.気・潤い・栄養不足タイプ
このタイプは虚弱体質、年齢的なもの、身体を動かすエネルギーと身体の潤いが足りないため、低血圧になりやすいです。
疲れやすく、暑がり、夜は比較的元気。
便秘や寝汗、身体がほてりやすい、めまい、ふらつきなど、35歳を過ぎていたら気をつけたいところです。
身体の潤いを足しながら、気力を補う食事を心がけてください。
このタイプの方は、食材が偏らないように注意が必要です。
また、夜は早めに休むようにすると体調が整いやすくなります。
終わりに
今回は、女性に多い低血圧について3つの原因を解説しました。
思い当たることが色々あったのではないでしょうか?
また、低血圧は自覚症状のない方もいます。
血圧が低く、病院等で計った時に看護師さんからフラフラしませんか?と聞かれたことがある方は、日頃から生活習慣について見直してみてくださいね。
次の記事では、低血圧を改善する食べ物をご紹介します。
コメント
COMMENT